以下は、いくつかの端末で
Skypeを試した結果です。すべてWiFi環境でのテストです。
■HT-03A
状態
Android 2.2対応のカスタムファームウェアCyanogenMod 6.0を導入。
OverclockWidgetでCPUを384MHz→528MHzにクロックアップ。
WiFiはスリープしない設定に。
結果
クロックアップするとかなりマシにはなったが、528MHzでも音声が途切れがち。
CyanogenModの設定でJITを有効にしても、音声の途切れは変わらず。
バックグラウンド待ち受けも、しばらく使っていると受信しなくなる。
メモリーが192MBと少ないため、バックグラウンドプロセスが自動終了し、受信できなくなる模様。
■Nexus One
状態
CyanogenMod 6.0導入済み。
WiFiはスリープしない設定に。
結果
さすが1GHz駆動のため、問題なく利用できた。
バックグラウンド待ち受けも、今回の簡単なテストでは問題なし。
■Flipout
状態
出荷時のまま(Android 2.1)。
ちなみに、CPUは720MHz駆動。
結果
Skype for AndroidはQVGAモデルには未対応のようで、Marketからは導入できず(表示されない)。
apkを直接インストールしたものの、発信しようとすると異常終了する。
■iPhone 4
状態
iOS 4.1
結果
問題なく利用できた。
バックグラウンド待ち受けは、スリープ後、時間が経過すると受信できなくなる場合もあった。
■iPhone 3G
状態
iPhone OS 3.1.3
結果
400MHz駆動のくせに、音声の途切れもなく、問題なく利用できた。
バックグラウンド待ち受けは非対応。
400MHzのiPhone 3Gで問題がないのに、528MHzにクロックアップしたHT-03Aで音声が途切れるという、非常に残念な結果になりました。バーチャルマシン上でJavaが動くAndroidと、ネイティブコードが動くiOSの差なのでしょうか?
ただ、
Skype for iPhoneも
Skype for Androidも、CD並みに高音質だという音声コーデックSILKに対応していますが、
iPhoneでは3GS以降がSILKに対応するとのこと。要は、iPhone 3Gだけ、処理の軽い(音声の低い)コーデック(iLBCやiSAC)で動作している可能性が高いです。ちなみに、普通のおしゃべりでは、音質の差は感じられませんでした。
なお、
Skype for Androidの公式動作確認機種は、HTC Desire/Legend, Google Nexus One, Motorola Milestone XT720/Milestoneです。いずれもCPUは600MHz以上のものを搭載しているので、このクラスのCPUが必須なのかもしれません。
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